この記事では
両学長 リベラルアーツ大学のYouTube動画
第66回 外貨建て保険は不要【お金の勉強 初級編】
を見たうえで、
について、みなさんにお伝えします。

そんな行動したんだね~
くらいにお読みいただき、少しでもどなたかの役に立てればうれしいです。
ではいきましょう!
↓今回勉強させていただいた動画はこちら
動画を見る前は・・・
プルデンシャル生命保険株式会社の「米国ドル建終身保険」に加入していました。

保険の内容は
毎月約 116ドルの保険料を65歳まで支払い、死亡時に 100,000 ドル の保険金が支払われる。
死亡時ではなく途中で解約した場合、解約した年齢に応じた金額(解約返戻金)を受け取れる。
というもの。
老後2,000万円問題が話題になった際に、金融リテラシーがほとんどなかった私が、 「米ドル建は高利率だから死亡時の備えだけでなく、老後の備えにもなる」という誘い文句にまんまと乗って、勧められるがままに入った商品です。。(今思えば、勉強もせずなんて安直な考えで動いていたのか・・・)
以下で詳しくご説明しますが、加入時に保険と投資がこれ一本でできるとかお得~とか考えていた自分を殴りたい。
動画から学んだこと
外貨建て保険の中身はぼったくり信託
衝撃でした・・・
個人年金保険のときもそうでしたが、そもそも保険会社が保険料で投資信託を買っているという認識すらありませんでした。
私が投資信託を買っていないつもりでも、支払った保険料が投資信託で運用されているのであれば、それは結局私が投資信託を買っているのと同じですね。
ぼったくり度合いについては、後ほど計算します。
保険は必要に応じた最低限のものに入る
保険は保険、投資は投資として考えなさい。というもの。
「保険にも投資にもなりますよ~」というあま~い考えは、結局どっちの面でも中途半端になり豊かへの道は遠のきます。

保険と投資がこれ一本でできるとかお得~
全力で殴りたい・・・
目的に合ったものを購入するのが人生を豊かにするコツの一つと学びました。
家族のための保険なら最低限の掛け捨て。
将来に向けて投資をしたいなら保険ではなく自分で投資信託。
自分が理解できない商品は買わない
投資を行う上で、自分が理解できないものは買うべきではない。という教えです。
投資は、目的を持って、目標に向かって、自分の判断で自己責任で行うべきものです。
しかし、保険での投資は、自分の出したお金がどのように運用されているかを知ることはできません。
この点も保険と投資を一緒に考えるべきではない理由ですね。
アクションプラン
この動画を見て立てたアクションプランは以下のとおり。
いざ行動
「ドル建て保険」と「掛け捨て保険×自分で投資」の比較
この保険に入り続けた場合の支払い金額と将来的に手元に返ってくる金額を比較しました。
ここからは分かりやすくするため、1ドル = 100円としてお話しします。
これから比較をごちゃごちゃ書くので、結果だけ見たい方は読み飛ばして結論をご覧ください。
(なお、計算するうえで、掛かる金額は多めに、貰える金額は少なめに見積もって使っています。)
支払いが65歳までというと、私は28歳スタートで37年間保険料を支払うこととなりますので、支払う合計金額は11,600円/月 × 37年間 = 5,150,400円
そして返ってくるお金は、 死亡時:10,000,000円
ただし、これは死亡時に家族が受け取れるなので、途中解約で自分が受け取る場合(解約返戻金)は話が変わってきます。
仮に支払いが完了する65歳で解約した場合、解約返戻金は5,854,000円となります。
この数字を掛け捨ての保険×自分で投資した場合と比較してみましょう。
掛け捨て保険の保険料は若い時は安く、歳を取るほど高くなります。
今回はメットライフ生命の数字を参考に以下の条件でシミュレーションしてみます。

▼65歳まで支払い
▼保険金はドル建てと同じ1,000万円
▼支払い金額(毎月)は多めに見積もって以下とします。
①28歳~38歳まで保険料:1,100円
②39歳~48歳まで保険料:2,200円 (①の倍)
③49歳~65歳まで保険料:4,400円 (②の倍)
この条件で計算すると、65歳までに支払う金額は1,676,400円となります。
次に自分で投資した場合です。両学長が他動画でも仰っていますが、投資の年間利回りは大体3%~5%が相場です。今回は3%で計算してみましょう。
月々の支払金額を同じにするため、
積立金額はドル建て保険の支払額=掛け捨て保険で支払う金額+積み立て金額
となるようにします。すると、月約8,700円※を投資に回すことができます。
※掛け捨て保険の金額を10年ごとに変えているため平均値を使用しています。
楽天証券でシミュレーションした結果は以下のとおり。

積み立てた金額が3,862,800円、受け取る金額が7,064,950円となりました。
65歳までに支払う金額は、積み立てた金額+掛け捨て保険の支払い金額になるので、
1,676,400円+ 3,862,800円=5,539,200円となります。
結論
比較結果を表にまとめるとこうなります。

ドル建て保険より自分で投資×掛け捨て保険の方が65歳時点でのリターンが多いことがわかりました。
なお、米国ドル建終身保険は終身保険であることも売りですが、そもそも65歳以上になっても保険を解約せず持ち続けることは考えていませんでしたので、私にはメリットになり得ません。(加入当時はこんなことも考えていませんでした。。。)
以上から、ドル建て保険は不要!!!という結論を、自分でも出すことができました。
ドル建て保険の解約
比較結果を受け、速攻で解約の連絡を入れました。
ここで問題になるのは、今まで支払ったお金は戻ってこないということ。
私は約6万円ほど既に支払っていましたが、契約期間が短いためこれらは返ってきませんでした。
(契約期間がある程度長くてもほとんどの場合元本割れします。)
しかし、自分でしっかり比較し、今後6万円以上のリターンが得られる可能性は十分にあることはわかっていましたので、迷いなく損切りすることができました。
自分でしっかりと検証しておくことは大事ですねホント。
同じように個人年金保険も解約しましたので、こちらもご覧ください。
おわりに
今回この動画きっかけで毎月の固定費を減らすことができ、豊かな人生へ一歩近づくことができたと思います。
また、人の話を鵜呑みにするのではなく、自分でしっかりと検証することの大事さも痛感しました。
動画一本でこれだけの学びと生活へ影響を与えてくれる両学長まじペガサス。
この記事を読んでいただいた方も、今入っている保険が本当に必要なのか、是非考えてみてください。
読んでいただき、ありがとうございました。
おわり
無駄な支出を減らし、そのお金を投資に回しています。