
7つの習慣って有名だけどなんか読む気が起きないな~
という方にオススメの記事になっています。
できるだけわかりやすく解説/要約しましたので、是非ご覧ください。
では早速いきましょう!
↓今回の本はこちら
ちなみに、まんが版もわかりやすくておすすめです。
要約 / 解説
一つひとつの習慣ごとに、グッときた部分を私なりの解釈も入れてお伝えします。
大前提:すべてを”インサイド・アウト”で見る
7つの習慣を考える前にまず前提として身につけなければならないことがあります。
それはすべてを”インサイド・アウト”で見るということです。

どういうこと・・・?
早速意味がわからなかったですが、読み進めるとだんだんと分かってきます。
インサイド:自分の内面(考え、人格、動機)
アウトサイド:他人、組織、環境
であり、
インサイド・アウト:自分が変わることで自分以外に影響を与え、結果を引き寄せようとする
アウトサイド・イン:他人や環境が変わらなければ自分が望む結果はでない
という考え方です。
結局のところ、我々は自分の経験や知識を使って自分が見たいように世界を見ています。
つまり、その見方を変えて自分が変わらなければ、周囲の物事も変わらないということです。
もっと端的に言ってしまえば、要はすべては自分次第。ということです。

どこかで聞いたことあるな~
と思っていましたが、”原因自分論”と同じ考え方ですね。
まずはこの考え方ができるようになることが、7つの習慣を身につけるための大前提です。
では次からは7つの習慣についてお伝えしていきます。
第1の習慣:主体的である
主体的であるとは一言でいえば、人間として自分の人生の責任を引き受けることです。
主体的であるためには、次のことが重要です。
①自分が影響を及ぼせる範囲=「影響の輪」の中にある物事に集中する
②どんな些細なことでも自分で選択する
③自分で選択し、自分から責任を引き受けて行動する
④「影響の輪」を広げていく
「影響の輪」とは、下の図のように自分が影響を与えられる、自分の行動で影響を及ぼせる範囲のことです。(影響の輪より外の事柄は「関心の輪」、それより外は「無関心ゾーン」)
影響の輪の拡大 = 自分らしい成長
と言えますので、「関心の輪」に力を注ぐのではなく、「影響の輪」に注力していきましょう!

主体的に影響の輪に対して行動
↓
影響の輪を広げる
↓
広がった影響の輪に対してまた行動

自分の意志・選択・責任で行動していくことが大切です。
第2の習慣:終わりを思い描くことから始める
第2の習慣をポイントは、自分の価値観を明確にして進む方向をはっきりと定めて行動することです。
いくら努力を積み重ねても、ゴールを意識しなければ間違った方向に進んでしまう可能性があります。
極端に言えばですが、野球が上手くなりたい(ゴール)のに、卓球のラケットで素振り(努力)をしていたら、かなり遠回りになってしまいますよね。(まったくの無意味とは言いませんが・・・)
また、
自分の中に一本の軸を持つことの重要性も語られています。
・自分はこういう人間だ
・自分が目指しているものはこれだ
・自分が信じているものはこれだ
ということが、はっきりと言えるようになることで、身の回りで起きるどんな変化にも対応していけるようになります。

これもどこかで聞いたことあるな~
と思っていましたが、”価値観マップ”を作ることで得られる効果と同じですね。

自分のゴールを明確に意識しましょう。
第3の習慣:最優先事項を優先する
最優先事項っていきなり言われても「何を優先すればいいの?」となりますよね(;^ω^)
ここでいう最優先事項とは、「今すぐやらないと!!!」と切羽詰まった事柄を指しているのではなく、自分の成長・成功のために必要な事柄を指します。
つまり、
最優先事項を優先するとは、”時間”ではなく”自分にとって重要なこと”を中心に活動すること
と言えます。
その【自分にとって重要なこと(最優先事項)】が何かを見極める手順をお伝えします。
⓵ 自分の人生の目標や価値観を明確にする
② 自分の活動を4つの領域に分けて考える
③ 第Ⅱ領域(緊急ではないが重要なこと)に該当するものを考える
それぞれについて、もう少し詳しく説明します。
⓵ 自分の人生の目標や価値観を明確にする
このためには、第2の習慣を意識しましょう。自分の目標や価値観を明確にすれば、自然と自分にとって何が大事かが見えてくるはずです。
② 自分の活動を4つの領域に分けて考える
人間の活動は”緊急度”と”重要度”によって領域を分けることができます。
・緊急度:すぐに対応を迫られるかどうか
・重要度:⓵で明確にした目標や価値観にとって重要かどうか

③ 第Ⅱ領域(緊急ではないが重要なこと)に該当するものを考える
自分の成長・成功のためには第Ⅱ領域の活動がカギです。
確かに第Ⅱ領域の活動は、(例にも書いてあるとおり)今すぐ必要ではないことかもしれません。
しかし、その活動によって第2の習慣で考えた自分の中の一本の軸が確固たるものになり、かつ自分の影響の輪を広げる、もしくは広げるための種をまくことができます。

「影響の輪が広がる = 自分らしい成長」でしたね。
スケジュールに追われながら第Ⅰ領域の活動ばかりに囚われるのではなく、もっと長い目で見た、自分の成長のための活動を心掛けていきましょう。
第4の習慣:Win-Winを考える
ここからは、自分の中だけではなく他者との関係についての習慣となります。
まずはWin-Winについてです。
言わずもがなですが、Win-Winの関係とは「あなたにも私にもプラス」な関係のことです。
自分だけ勝っても(Win-Lose)、自分が諦めて相手に勝たせても(Lose-Win)、それはWin-Winの関係とは言えません。
Win-Winの関係を作るためには5つの柱が必要になります。
1⃣ 人格
・第1~3の習慣により、基礎となる人格が充実していること
・「すべての人が満足することは可能」「幸せの量は決まっておらず、
新しく増やしていける」という”豊かさマインド”※1を持っていること
2⃣ 関係
・お互いの信頼関係が強く結ばれていること
・自分の”信頼口座”※2の残高が十分貯えられていること
3⃣ 合意
双方が活動に合意(納得)していること
4⃣ システム
関係を継続する仕組みが円滑に機能していること
<ダメな例>従業員の成績に応じてボーナスを支給
このようなWin-Loseな関係が生まれてしまうシステムはNG
5⃣ プロセス
Win-Winのためのプロセスをたどっていること
プロセス⓵:相手を理解し、
プロセス②:解決すべき課題を明確にし、
プロセス③:確保するべき結果も明確にし
プロセス④:結果を達成するための選択肢を出す
※1 豊かさマインド
豊かさマインドとは、Giveの精神とも言い換えることができます。
Giveの精神については実践込みで別の記事も書いていますので、あわせて読んでみてください。
※2 信頼口座
他者と良好な関係を築くには、自分の”信頼口座”の貯えを増やすことが大切です。
信頼は銀行預金のように増減するものです。約束を守ったり、気遣いによって残高は増え、無礼や不誠実な振舞いによって残高は減ります。
信頼口座の残高を増やすための、次の6つの方法を意識しましょう。
(当たり前っちゃー当たり前のことばかりですね。)
- 相手の価値観や重視していることを本当に理解しようとすること
- 小さな思いやりや礼儀を大切にすること
- 約束を守ること
- お互いに期待することを明確にし、誤解を生まないようにすること
- 誠実さを言動で示すこと
- 過ちは心から誤ること

自分だけでなく、他の人の成功も考えていきましょう。
第5の習慣:まず理解に徹し、そして理解される
Win-Winな関係には強い信頼関係、つまり真に相手を理解し、そして相手から真に理解されている関係が必要となります。
そのために、この第5の習慣が重要になります。
相手を真に理解することは話をきくことから始まりますが、
ひとえに”話をきく”といっても、そのきき方は5つのレベルに分かれています。
レベル0:無視する
レベル1:聞くふりをする(無関心)
レベル2:選択的に聞く(自分の目線で解釈・評価)
レベル3:注意して聞く(関心を持って深く聞く)
レベル4:感情移入して聴く(相手の目線で聴く)
そして相手を真に理解するには、レベル4:感情移入して聴くことが必要です。
感情移入して聴くとは、つまり「共感による傾聴」です。
・相手の目線で話を聴き、心の底から誠意を持って相手を理解しようとすること
・相手が「何を言ったか」ではなく、「どう感じたか」に耳を傾けること
・相手の発言を自分の言葉に置き換えて、かつ相手の気持ちを反映させるのがコツ
(例)相手「会社休みたい・・・」
あなた「疲れているから会社に行きたくないんだね。。。」
逆にやってはいけないのは、自分の世界を通して相手の世界を決めつけることです。
以下4つがその例になりますので、注意していきましょう。
・解釈(私はこうだからあなたもそのはず)
・助言(こうした方が身のためだよ)
・評価(私も経験したけど、それは現実的じゃない)
・探り(仕事で失敗したんだって?)

心の底から相手を理解したいと思えるかどうかがポイントです。
第6の習慣:シナジーを創り出す
シナジー = 相乗効果です。
そして相乗効果の本質は、互いの違いを尊重することにあります。
互いの違いを尊重するためには、
・一人ひとりは知的、感情的、心理的にも違っていること
・一人ひとりのモノの見方には限界があること
を頭に入れておくことが必要です。
自分の限界を認める謙虚さを持ち、
Win-Winな関係の中で、
その違いから得られる資源を大切にする人が、
人生を豊かに生きられる人になることができます。

Win-Winの力を最大限使うことで相乗効果を生んでいきましょう。
第7の習慣:刃を研ぐ
刃を研ぐとは、自分という道具に投資するということです。
そして、自己投資は次の4つの側面に対してバランスよく行うことが大切です。
次に、それぞれの側面において刃を研ぐとはどういうことなのか、ご説明します。
・肉体的側面
運動によって体をメンテナンスすることを指します。第1の習慣を続けやすくするため、体の強さ、持久力、柔軟性を向上させましょう。
・精神的側面
自らの価値観を深く見つめることを指します。第2の習慣で自分の価値観を明確に、その確認やアップデートを行いましょう。
・知的側面
情報収集力や選択力を磨くことを指します。第3の習慣に基づき、自分の目的や価値観に合った情報にアクセスしていきましょう。
・社会/情緒的側面
人間関係においても自分の価値観に忠実に振舞うことを指します。第3、第4、第5の習慣を意識し、仕事やオフでも自分の価値観を大切にしてきましょう。

第7の習慣は、必ず第1~6の習慣とセットで考えましょう。
アクションプラン
おわりに
この本の中では、「人生の一番の成功とは、素晴らしい一人の人間になること」というセリフが出てきます。
私が目指している豊かな人生のための成功とは、まさにこれなのかもしれないと感じています。
一歩ずつ、自分のできることから習慣化に取り組んでいこうと思えた本でした。
人生を通して取り組む内容になりそうです。笑
読んでいただき、ありがとうございました。
おわり